Google Home miniを買ってみました。
DMM.makeで売ってた壁掛けホルダーを使って、キッチンで使っております。
(ほんとはケーブルは下から通した方がスマートなんですが、下から通すとケーブルが非常に差し込みにくいのです…。私は毎日抜き差しをするので、やむなく上からケーブルを通しています。上からだと差し込みやすいです)
炊事をしながらポッドキャストや音楽を聞くのにうってつけのガジェットなので、非常に重宝しております。大きさが大きさなので音質は期待できませんが、それでも普通に聞く分には十分です。
ただマイクの性能はイマイチらしく、Google Home miniからポッドキャストを流していると、ウェイクワードの「OK、Google」をなかなか聞き取ってくれません。ポッドキャストに負けない声量で話しかけないといけない。せっかく「OK、Google」と元気よく話しかけたつもりでも割とスルーされます。かなしい。
話は変わりまして、私はTodoistというタスク管理サービスを使っています。タスク管理サービスはいろいろありますが、このTodoistはなかなか使いやすく、日常のいろんなやることリストから買い物リストまで管理できて便利です。
それで、このTodoistにGoogle Home miniから音声でタスク追加できたら便利だなと思っていたら、IFTTT(イフト)経由で連携できることがわかりました。(IFTTTとは、ウェブ上のいろんなサービスを連携させることができるサービスです。たとえば今回みたいに「Google Home miniに○○と話しかけたらTodoistに○○を追加する」とか、あるいは「Pocketの記事をお気に入りに登録したら、その記事をEvernoteに登録する」とか)
私が使っているアプレット(IFTTTで作成した連携サービス)としては、
・Google Home miniに「OK、Google、近所の買い物リストに○○を追加して」と言ったら、Todoistの「近所の買い物リスト」に○○を追加してくれる
・Google Home miniに「OK、Google、ネットの買い物リストに○○を追加して」と言ったら、Todoistの「ネットの買い物リスト」に○○を追加してくれる
・Google Home miniに「OK、Google、今日やることに○○を追加して」と言ったら、Todoistの「Inbox」に○○を追加してくれる。期限は今日になっている。
といったところです。
たとえば「近所の買い物リストに追加する」だったら、IFTTTのアプレットの作り方は以下の通り。
1. トリガーとしてGoogle Assistantを選択し、「Say a phrase with a text ingredient」を選択する。
2. Google Homeへの話しかけ方を「What do you want to say?」に入力する。この場合だと「近所の買い物リストに $ を追加して」と入力すればいいかと。$ は追加したいタスク名。
3. 「What’s another way to say it? (optional)」「And another way? (optional)」では他の話しかけ方を指定することも可能。たとえば、「近所のリストに $ を追加して」など入力することで、複数の話しかけ方に対応することができる。ただしoptional(任意)なので、無理に入力する必要はない。
4. 「What do you want the Assistan to say in response?」は、Google Assistantがどんな反応を返してくれるかを指定できる。この場合なら「はい、近所の買い物リストに $ を追加しました」でよいかと。
5. 「Language」は「Japanese」を選択し、「Create trigger」をクリック。
6. 連携するサービスに「Todoist」を選択し、「Create task」を選択する。
7. 「Which project?」にタスクを追加したいプロジェクトを指定。
8. 「Task content」には「TextField」と入力されているのでこれはこのまま。これがタスク名のこと。もしここでTodoistのラベルも追加したければ、「TextField @ラベル名」とすれば追加可能。ただし、ラベル機能はTodoistの有料プレミアム会員しか使えない。
9. 「Note (optional)」はタスクにコメントを追加できる、はず。すみません、試してません。Todoistのコメント機能はプレミアム会員限定。
10. 「Due date (optional)」には期限を入力する。Todayとか。買い物リストなら入力不要かと。
11. 「Priority (optional)」は優先度を指定する。買い物リストなら指定不要かと。
12. 「Save」で保存し完了。
文章でずらずら書きましたが、だいたいこんな感じです。
これだと、2.でGoogle Assistantに話しかける言葉さえ変えれば、Todoistのどのプロジェクトに追加するか/どのラベルをつけるか/その他どんな条件(期限など)をつけるか、といったことを変えて登録できるんですよね。
だから、「ネットの買い物リスト」にも登録できるし、「いつかやることリスト」にも登録できるし、「今日やることリスト」にも登録できるわけです。
「そんなのPCやスマホで登録したほうが早いのでは?」という意見ももっともなんですが、手が離せない時、例えば洗い物をしているときなどでもGoogle Home miniに話しかけるだけでタスクが登録できるので非常に便利です。
洗い物中に「あ、そういえば牛乳買わなきゃ、それとSDカードも買わないと」と思いついたら、キッチンにあるGoogle Home miniに向かって
「OK、Google、近所の買い物リストに牛乳を追加して」
「OK、Google、ネットの買い物リストにSDカードを追加して」
と言えば追加してくれるんです。これってなかなか便利じゃないですか?ちょっとした秘書みたいなもんですよね。
それだけといえばそれだけなんですが、個人的には非常に便利になったなと感じています。